気分は忍者でござる! 忍者体験ができる仙台・新田の「SHINOBI HOUSE」に潜入!
吹き矢作りに手裏剣体験……。
古民家をリフォームした一軒家で忍者体験ができる「忍家SHINOBI HOUSE(シノビハウス)」。2019(令和元)年11月24日のオープン以来、「河北新報」や「OH!バンデス」など、宮城県内の主要メディアがこぞって取り上げている注目のスポットだ。
実際にどういう忍者体験ができるのか。どんな思いで「忍家SHINOBI HOUSE(シノビハウス)」を立ち上げたのか——運営者で、ゲストハウスの「ホステル キコ(仙台市若林区東七番丁)」を手掛けるエステート齋藤の齋藤一郎(さいとう・いちろう)さんに話を聞いた。
SHINOBI HOUSEを体験取材
住宅が立ち並ぶ仙台市宮城野区新田。閑静な住宅街の一角にひっそりと佇むのが「忍家SHINOBI HOUSE(シノビハウス)」だ。
日本人らしさや日本の文化を象徴する忍者だが、われわれ現代人にとってはなじみが薄い。ということで、仙台で被写体モデルとして活動するあいるちゃんと一緒に「忍家SHINOBI HOUSE(シノビハウス)」を訪れ、ひととおりのプログラムを体験してきた。
受付を済ませたら、まずは忍者の衣装にお着替えタイム。
まずは、今回体験する3チャレンジを簡単に紹介する。
①隠し文字探しチャレンジ
部屋のなかに隠された8個の文字を、20分の制限時間内に探し出すチャレンジ。8個の文字をつなげると、そこには歴史的な物語にちなんだ“ある文字”が隠されている……。
②吹き矢チャレンジ
折り紙で吹き矢を手作りしたら、庭に設置された的を目掛けて吹き矢を吹くチャレンジ。あいるちゃんは何個命中させられたかな?
③手裏剣チャレンジ
最後は、手裏剣を投げるチャレンジ。ゴム製の手裏剣なので、子どもでも安心して投げられる。うれしい。
この3チャレンジが1セットになっていて、料金は3,000円(税別)。時間はおよそ1時間30分〜2時間を予定しているそう。
レッツ忍者チャレンジ
まずは、①の「隠し文字探しチャレンジ」からスタート。ルールはいたって簡単。部屋の中に隠されている「忍」などの文字を制限時間内に見つけるだけ。だが……
意気揚々と探しはじめたあいるちゃん。さっそく、引き出しのなかに何かを発見したよう。
気を取り直して探し出すと、あいるちゃんが一点をじーっと見つめている。なにやら怪しい場所を発見したようだ。
お次は、縁側に移って再捜索。下に敷かれたござをめくってみると……
このあと、やっとの思いで2個の隠し文字を探し出して合計3個を発見。5個を残して2階に移動するんだってばよ!
最初の5分はノーヒントだが、それだと制限時間内に探し出せる人がほとんどいないそう。随所で齋藤さんがヒントをくれるのだ。
いよいよ2階に到着。忍者屋敷風にリフォームされているので、雰囲気が盛り上がる。すごい。
1階よりもさらに難易度は高くなり、悪戦苦闘するあいるちゃん……。
すると、あいるちゃんが窓際で怪しい場所を発見(!)。なんだこれは?
その後も探すこと数分。さらに1個を探し出して合計6個。はたして制限時間内に残り2個を探せるのか?
なんとか8個を探し出すことに成功したあいるちゃん。しかし、制限時間の20分はすでに過ぎていて、8個を探し出したじてんで24分が経過。惜しい。
だいたいは複数人でチャレンジすることがほとんどで、ひとりで探すことはレアとのこと。一生懸命探す姿もかわいかったことだし、チャレンジ成功ということでオッケーなんだってばよ!
お次は②の「吹き矢チャレンジ」。普段はなかなか体験する機会がないだけに、なにやら真剣な様子。
吹き矢を吹くだけでなく、手作りするところから体験できるのも「忍家SHINOBI HOUSE(シノビハウス)」の魅力なのだ。
吹き矢とはいえ、折り紙で作っているので子どもでも安心して遊べる。
さっそく、外に出て吹き矢体験……の前に、縁側にある練習用スペースで何回か吹いてからがおすすめ。
感覚を少しだけ掴んだところで、庭にあるスペースで本番スタート! じょうずにできるかな?
はじめての吹き矢体験に悪戦苦闘中のあいるちゃん。
真ん中に当てることはできなかったが、20分ほど吹き矢を楽しんだところで吹き矢チャレンジはこれにて終了。
最後は③の手裏剣チャレンジ。こちらも制限時間は20分ほどで、形の異なる4種類の手裏剣が体験できる。
およそ20分の手裏剣体験を経て、これにて3チャレンジが終了だ。複数人で体験し、競い合ったらより楽しめそう。
すべてのチャレンジを終えたら、「忍家体験証」と称した賞状を受け取ってフィニッシュ。
通常は、マックス5人で制限時間は1時間30分〜2時間ほど。1日3回(11時〜、13時〜、17時〜)実施している。
なぜ、住宅街で忍者?
仙台市内はもちろん、宮城県内で忍者体験できるのはおそらく「忍家SHINOBI HOUSE(シノビハウス)」だけ。どういう思いでオープンしたのか——齋藤さんに聞いた。
——まずは、「忍家SHINOBI HOUSE(シノビハウス)」をオープンしたきっかけから教えていただけますか。
——よくある観光コースですね。
——どうして忍者体験だったんですか?
——日本といえば忍者、みたいな風潮がありますよね。築53年の物件をリフォームしたとお聞きしています。
——あえてなんですね。
——デッドスペースみたいな。
——空き家問題も深刻ですよね。
——みんなwinですね。
——そういったハードルもあったんですね。でも、これがいい事例になれば、空き家問題も少しずつ解決しそうです。
——たしかに、まわりはほとんどが住宅ですね。
——現在は3チャレンジですが、今後は増やす予定などはあるんですか?
11月4日にプレオープンした際は、10組以上からの問い合わせがきた「忍家SHINOBI HOUSE(シノビハウス)」。外国人だけでなく、日本人でも十分に楽しめる内容となっている。非日常を体験したいかたは、ぜひ。
・住所:宮城県仙台市宮城野区新田1-6-41
・TEL:090-2889-3457
・営業時間:①11時〜②13時~③17時〜 ※1回あたり1時間30分〜2時間程度
・料金:3000円(税別)
・定休日:不定休
『予約用ホームページ』
この記事を書いた人
つきの萩子
東京の雑誌編集部で3年働いたのち、仙台と萩の月とほやが好きすぎてUターン。まだまだ知られていない仙台のディープなネタを発掘します。