ピンクのゆ〜じはいま何をしてるのか—ピンクの理由、幸せになる噂の真相とは
「ピンクのゆ〜じに会うとハッピーになれる」——。
仙台では、2000年(平成12年)ごろから都市伝説的にこう語り継がれてきた。その根源となっているピンクのゆ〜じさんを「アクアテラス錦ケ丘」で発見しただてらぼ取材班。
彼はいま、「アクアテラス錦ケ丘」で何をしているのか。なぜ、彼に会うとハッピーになれるのか——知られざる真相を聞いた。
仙台ではピンクが幸せの象徴!?
一般的に、幸せを呼ぶ色として知られるのは「黄色」である。
一方、仙台では「ピンク」が幸せのシンボルカラーとして広まっている。そのきっかけとなったのが、全身にピンクのアイテムをまとった「ピンクのゆ〜じ」さん。知る人ぞ知る、仙台のご当地タレントである。
遠くからでも認識できるほど奇抜なピンクファッションに身を包む彼に、思わず二度見してしまう人も少なくない。
そうして、いつしか「ピンクのゆ〜じに会うとハッピーになる」という都市伝説まで誕生した。
仙台駅でピンクのゆーじをお見かけした!
今日はいい日!!— はな( ¨̮ ) (@hana1415) January 19, 2018
2009(平成21)年、テレビ朝日系列『ナニコレ珍百景』で紹介されると、全国的に知名度がアップ。その後もたびたびテレビ番組に出演するなど、タレント活動を継続していたが、そんなピンクのゆ〜じさんを「アクアテラス錦ケ丘」の受付で発見してしまったのだ。
なぜ彼がここに——?
そんな疑問を解消するため、本人に直接取材を申し込むと笑顔で快諾してくれた。めちゃいい人。
ピンクのゆ〜じさんにインタビュー
——どうしてピンクのゆ〜じさんが「アクアテラス錦ケ丘」に?
——いつから「アクアテラス錦ケ丘」で?
——そもそも、なぜ「アクアテラス錦ケ丘」で働いているんですか?
——働いているときもいつもの服装なんですね。
——知っている方には声をかけられそうですね。
——その際、写真撮影をお願いしても大丈夫なんですか?
アクアテラス錦ケ丘については、『この規模でたったの千円!アクアテラス錦ケ丘が想像以上に楽しすぎた/仙台・水族館』でたんまり紹介している。
なぜハッピーになれる?
ここからは、ピンクのゆ〜じさんの過去について深掘りしていく。なぜ彼は全身にピンクをまとうようになったのか——。そこには、20代の頃に抱いた“ある葛藤”があった。
——いつくらいからピンクの服装をするようになったんですか?
——何かきっかけがあったんですか?
——自分に正直に生きようとした結果なんですね。それで、「ハッピーになれる」って広めていった感じですか?
——1回も?
——確かに。どうしてそういう噂が広まったんですか?
——よくあるノリ的な?
——噂が噂を呼んで拡散されていったんですね。
——その後、『ナニコレ珍百景』に出演し、知名度が全国区に広がりました。
——とまどいとかは?
——荷が重すぎます(笑)。
——責任は取れないですね。
——そういうパワーがある?
——言われるべくして言われてる。
「自分が変われば環境が変わる」
——今は、「アクアテラス錦ケ丘」以外にどういう活動をしているんですか?
——2016(平成28)年にはプロレスの試合にも出ていましたね。
——すごい流れ(笑)。ブログによると、今もお休みの日とかはジムで鍛えてるんですよね。
——幅広く活動してますね。
——体はもちろん、環境まで。
——そういった苦労も……。どういうところで買ってるんですか?
——スポーツブランドなんですね。
——ゴルフ観戦にいくときもピンクですか?
——ゴルフ場でも声をかけられそうですね。
——緑の芝生にピンクですからね。そりゃメディアも声をかけたくなります。
——かなりレア(笑)。いろいろな場所でハッピーになる人が増えていきますね。
——それはうれしいですね。
——しかも、自分からは一切発信していない。
——最後に、ピンクの服装をしていてよかったことってなんですか?
——ありがとうございました。
なにも、ピンクの服装をして目立てというわけではない。ただ、やりたいことがあってうじうじしているくらいなら、思い切って挑戦すればいい。おのずと環境も変わるはずだから——そんなメッセージが込められたインタビューだった。
会いたい人はアクアテラス錦ケ丘にGO!
自分自身、最高にハッピーな人生を送っているピンクのゆ〜じさん。
月・水・木・土・日の9時30分〜18時の時間帯に出勤していて(ほかの活動などで休日の場合もあり)、ピンクのゆ〜じさんが担当するお土産コーナーは、入館料を払わずに入れる。
ぬいぐるみやお菓子など豊富にラインナップしているので、もし彼に会いたい人は、迷わず「アクアテラス錦ケ丘」にゴーしちゃってください。きっとハッピーになれちゃいますよ。
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・住所:宮城県仙台市青葉区錦ケ丘1-3-1 錦ケ丘ヒルサイドモール アクアハウス棟2F
・TEL:022-226-7970
・営業時間:10時00分~19時00分 ※最終入館は18時まで
・入館料:大人(高校生以上)1,000円/子ども(小学生以上)700円/子ども(3歳以上)500円
・定休日:不定休
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この記事を書いた人
幸谷亮
仙台が大好きすぎて「だてらぼ」を立ち上げたひと。雑誌編集部→雑誌編集部→2016年に独立。雑誌編集部時代に身につけた取材力を武器に、みなさんの気になるネタを全容解明します。