仙台でシーシャデビューするならここ!一番町の「シーシャカフェDUS」に行ってきた

2021.07.01

国分町のシーシャカフェDUSのスタッフ

最近、若者を中心にシーシャが大きな話題を呼んでいる。吐き出される真っ白な煙、長いホースがつながった、水をたたえた瓶──どこか神秘的で、独特な世界観に引き込まれる。

仙台にもシーシャを扱う店は何軒かあるが、筆者のおすすめは一番町にある「シーシャカフェDUS」。昼の12時から営業しており、他のシーシャ店とは異なり明るい空間でシーシャを楽しめる。シーシャデビューにはうってつけのお店である。

しかし、シーシャとはそもそもなんなのか。何を楽しみに吸っているのか──そう疑問に感じているシーシャ未経験者も多いはずだ。

・シーシャはどう楽しむものなのか?
・どのようなシステムで注文するのか?
・フレーバーの選び方は?

今回は仙台・一番町にある「シーシャカフェDUS」を訪問し、改めてシーシャについていろいろと聞いてきた。DUSの特徴やシステムなども聞いてきたので、シーシャに興味のある人は参考にするべし。

仙台のシーシャ専門店「シーシャカフェDUS」とは?

シーシャカフェDUSは仙台市地下鉄東西線「青葉通一番町駅」から徒歩3分の場所にある。

仙台のシーシャカフェのアクセス

ラベルヴィビル4階にシーシャカフェDUSがある

仙台のシーシャカフェDUSの看板

店名は「Do U Smoke ?」の頭文字を取って「DUS」

通常、シーシャ店といえば夜〜翌朝までの営業がほとんどだが、シーシャカフェDUSは昼12時から営業している。

明るい空間で友達とゆっくり会話を楽しんだり、ひとりで読書をしたり、PCを持ち込んで作業をしたり。フリーWi-Fiが使えるだけでなく、電源タップも各席に完備されており、訪れた人それぞれが自分なりの過ごし方ができるのがシーシャカフェDUSをおすすめする理由のひとつだ。

実際に店内に入って、DUSのオーナーに話をうかがった。

そもそもシーシャとは?

国分町のシーシャカフェDUSのスタッフ

シーシャはタバコの一種で、「水タバコ」とも呼ばれる。タバコと同じくタバコの葉っぱを使用しているのでニコチンを含んでいる。むろん、20歳未満はシーシャを吸えない。

紙巻きタバコの場合は葉っぱを燃焼した際に出る煙を吸うが、シーシャはシーシャ台に炭をくべて発生させた蒸気を吸う。ホースにつながった吸い口から喫煙する点もタバコとは異なる。シーシャは好みのフレーバーを入れ、いろいろな煙の味を楽しめる。

仙台の「シーシャカフェDUS」ってどんなところ?

シーシャカフェDUSの席数は、テラス席を含めて22席。お客は20~30代くらいが多く、元々は女性客が7割ほどだったが、最近は男性客が増えてきたという。

国分町のおすすめシーシャカフェの店内画像

ゆったりとしたソファ席にハンモックのような席も

国分町のシーシャカフェのテラス席

真っ白で解放的なテラス席

シーシャは1台1900円。シェアする場合は1人あたり+800円なので、たとえば3人で行ったら3500円だ。ワンドリンク制で、ドリンクは1杯400円から注文できる。

DUSのシーシャの種類

ずらりと並んだフレーバー! 何を吸うか悩ましい……

シーシャカフェDUSには、なんと約100種類ものフレーバーがあるという。豊富な種類のなかからどのようにフレーバーを選べばいいか、オーナーに聞いてみた。

仙台のシーシャカフェDUSのオーナー

豪快に煙を吐くオーナー。事情があって顔出しはNG

オーナー
オーナー
好みに合わせて選んでいただくのが一番ですね。分からない場合は、スタッフと「こういうのが吸いたい」と話をして選んでいただくのがおすすめです。あとは食べたことがあるもの、飲んだことがあるもののなかから選ぶとか。

せっかくなのでおすすめのフレーバーを3種類ほど教えてもらった。

おすすめのシーシャのフレーバー

左からベルガモットティー、キューバドリーム、トゥーアップル

オーナー
オーナー
「ベルガモットティー」はフルーツのフレーバーなどと組み合わせやすく、フルーツティーの味にアレンジがしやすいです。「キューバドリーム」はピーチ、アップル、トロピカルフルーツの味。「トゥーアップル」は一番古いタイプのフレーバーですね。ハーブのアニス、リコリスなどが入っています。

シーシャカフェDUSをはじめた理由を聞いてみた。

オーナー
オーナー
仙台には昼間からシーシャを吸えるカフェがなかったからですね。仕事で海外に行くことが多いんですが、海外では多くの人がナチュラルにシーシャを吸ってるんですよね。それに感化されて自分も吸うようになったんですが、仙台には昼間から気軽に吸える場所がない。帰国したときに自分がシーシャを吸う場所がほしかったのではじめました。

シーシャの楽しみ方や仙台のシーシャ事情とは?

シーシャには独特の世界観がある。人々は何を楽しみにシーシャを吸うのだろうか。改めて知りたくなったので、オーナーに聞いてみた。

オーナー
オーナー
「時間」ですかね。シーシャを吸いながら会話をしたり、映画を観たり。何もしない時間、特別な時間を作ることができるのがシーシャの魅力ですね。お店としてもそういう時間を提供できるようにしたいですね。シーシャ屋さんだとお客さんは人との出会いよりシーシャを吸うひとりの時間を求めているためか、周りの人に興味がない人が多くプライベートな空間を作りやすいです。

確かに、以前にDUSを訪れた際も話し声こそ聞こえるが、落ち着いた空気が流れていた。筆者も読書をする際やひとりで物思いにふけりたいときにシーシャ店を利用する。オーナーの言うように、プライベートな時間や空間を求めていたのだろう。

フレーバーの輸入なども行っているというオーナー。シーシャのルーツを訊ねると、「エジプトが発祥地」だという返答が。

シーシャドザージの画像

オーナーが輸入しているというフレーバーのブランドDOZAJ(ドザージ)

オーナー
オーナー
インドが発祥地のパイプタバコが今の形のシーシャ台になったのはエジブトと言われていますが、シーシャ大国と言われているのはDOZAJの輸入先でもあるトルコです。中東からはじまって、今はユーロ圏やアメリカ、ブラジル、ロシアではやっていますね。シーシャ自体は300年くらい前からあったと言われています。
シーシャの画像

このような現代のシーシャ台は、発祥時の原始的なものから進化した形だとか

100年の歴史を持つシーシャだが、日本ではやりはじめたのは10年前くらいだそう。

オーナー
オーナー
とはいえ本格的にはやりだしたのはここ5年くらいですね。東京の下北沢とかにシーシャ屋さんができたことをきっかけに、だんだんとはやりはじめた感じです。ここ5年くらいで一気に増えたように思います。
シーシャの画像

フレーバーはDOZAJのワッフルキャラメル。しっかりと甘いキャラメルの香りがする

国内外のシーシャ事情に詳しいオーナーに仙台のシーシャ事情について聞いてみると、現在仙台にはシーシャを扱う店が6店舗あるという。

オーナー
オーナー
仙台と東京のシーシャ事情はかなり違いますね。東京だともっと日本人が吸いやすいようにたくさんのフレーバーをミックスするんですが、仙台ではおいしいフレーバーをそのまま出すお店が多いです。昔から国分町には1種類の香りを強く出すエジプシャンなスタイルでシーシャを出している「MIDDLE MIX」というお店があって。このお店と同様に仙台ではものすごく味を濃く出すやり方が主流です。うちはちょうど中間で、フレーバーミックスもエジプシャンも両方やりますね。
仙台のシーシャ事情

国分町にあるオリエンタルダイニングバー MIDDLE MIX
中近東各国の料理とともにシーシャを提供している

シーシャカフェDUSはMIDDLE MIXを含む他のシーシャ店と共にYouTubeチャンネル「せんだいシーシャチャンネル」を開設し、シーシャ情報を発信している。

オーナー
オーナー
仙台のお店同士はつながっている部分があり、コロナ禍でお店をオープンできなかった時期に物販やYouTubeチャンネルをはじめました。この業界はおもしろい人が多いので、YouTubeはおもしろい人たちをそのまま撮っています。

魅力的なチルスポット「シーシャカフェDUS」

さまざまなスタイルでシーシャを楽しめるシーシャカフェDUSは、フレーバーの豊富さもさることながら、何より自分なりの時間を楽しめることが魅力だ。

シーシャ初心者の方も、まだDUSには行ったことがない方も、青葉区一番町のチルスポット・シーシャカフェDUSにぜひ足を運んでみてほしい。

「シーシャカフェDUS」
・住所:仙台市青葉区一番町3丁目8-1ラベルヴィビル4階
・TEL:090-8083-2369
・営業時間:12時00分〜24時00分(L.O.23時30分)
せんだいシーシャチャンネル

この記事を書いた人

中山 遥菜

中山 遥菜

文系大学院生ライター。熊本育ち、大阪在住。趣味は読書と小説を書くこと。仙台に魅了されて、長期休暇中は仙台に滞在し、お店巡りをしています。

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