【仙台・社食探訪記】仙台市役所の穴場食堂がおすすめすぎる!勾当台公園すぐ
ランチは安く済ませたい。うまくて早いなら最高だ。だが、牛丼チェーンのキャッチコピーのようなお店に巡りあうのは至難である。知ってたら教えて?
そんな難題に日々、頭を悩ませている人も多いのではないだろうか。そんな人におすすめしたいのが、企業などに併設されている社員食堂、通称“社食(職食)”だ。もちろん例外もあるが、社食は通常の飲食店よりもリーズナブルに設定されていることが多い。
社食が存在しない企業は珍しくなく、自分とは関係ないと諦めている人も多いはず。そうよね?
しかしそれは大間違い。市役所や区役所に併設されている食堂は、誰もが自由に利用できるのだ。そこで、『仙台・社食探訪記』としてシリーズ化し、誰でも利用できる仙台市内の社食を紹介していく。
第1弾は「仙台市役所」の食堂
記念すべき第1回目は「仙台市役所」。市民が日々訪れる市役所の食堂も自由に利用してOKなのだ。
駅を出てから食堂までのアクセスも簡単。まずは市役所正面の入り口を目指すべし。
エントランスを抜けたら、正面にあるエレベーターで地下1階を目指す。
正直、メニューに関してはそこまで期待していなかっただけに、これほどまでにバリエーションが豊富なことにびっくり。何を食べようか悩んだが、高校時代に学食で食べたカレーの味を思い出してカツカレー(600円)に決定。久しぶりの社食(職食)に、わくわくしてきた〜。
筆者が訪れたのは平日の14時ころ。14時30分のラストオーダー直前であり、すでにピークタイムを過ぎていたこともあり、客は誰ひとりとしていなかった。めちゃラッキー。
食券を買ったら食堂内に積み重ねられているお盆を取り、それぞれのメニュー名が記された窓口で食券をわたす。この流れは、高校や大学、スキー場などの食堂と同じ。なんか、懐かしいなぁ……。
食券をわたしてからおよそ1分ほど。客が誰もいないこともあり、もうカツカレーが運ばれてきた。このスピーディーさも食堂を利用するメリットのひとつ。ゆっくりランチをする時間がないときは重宝しそう。うん、間違いない。
カツカレー、いただきま〜す
見た目はいたって普通のカツカレー。ナンと一緒に食べるインドカレーでもなければ、(おそらく)何種類ものスパイスをミックスさせたこだわりのカレーでもない。
だが、それが逆にいい。具がゴロゴロ入っていて、小さいころに親が作ってくれたカレーを思い出す。そんなカレーを筆者は追い求めていたのだ。
正直、味は劇的においしいわけではない。でも、“家庭のカレー”を求めていた筆者にとっては、「普通においしかった」という感想以外見つからない。カレーって、こういうのでいいんだよなぁ……。
感傷に浸りながら食べるていると、あっという間に完食。量もほどほどで、すべてにおいてちょうど良かった。これが600円でなく、ワンコインで食べられたらヘビロテ確定だった。100円の差は大きい……。ぐすん。
それでも、600円でランチを食べられるのだから、勾当台公園周辺に勤めている人にとってはかなりおすすめである。次回は定食などにもチャレンジしてみたい。
・住所:宮城県仙台市青葉区国分町3-7-1 地下1F
・営業時間:11時~15時(ラストオーダー14時30分)
・定休日:土・日・祝日
・禁煙/喫煙:禁煙
この記事を書いた人
つきの萩子
東京の雑誌編集部で3年働いたのち、仙台と萩の月とほやが好きすぎてUターン。まだまだ知られていない仙台のディープなネタを発掘します。