【八木山動物公園】Twitterで61万回再生！中に人がいるようなクマさんが話題
『八木山動物公園フジサキの杜（仙台市八木山動物公園）』で撮影された動画が、60万回以上も再生されているのはご存じだろうか。
その動画には、ツキノワグマが後ろ足を使ってしっかりと立ちあがり、ヌンチャクのようなものを器用に振り回している様子が収められている。3月29日に投稿されたこのツイートには、2.5万の「いいね！」、1万以上の「リツイート」を集めるなど大きな話題を呼んだ。
フツーに立って三節棍を操るツバサ#八木山動物公園 #ツキノワグマ #ツバサ pic.twitter.com/gLc8QClVTr
— そらまめきなこ (@shirokumaroko) March 29, 2020
なぜこんな奇妙な動きを……？ 動画を投稿したTwitterユーザーのそらまめきなこさん（@shirokumaroko）と、『八木山動物公園フジサキの杜』に話を聞いた。
クマさんの中に人が入ってる！？
「フツーに立って三節棍（※編集部注：さんせつこん）を操るツバサ」という文章とともに投稿された動画。一見、なんの変哲もないツキノワグマのつばさを撮影したものである。しかし……
後ろ足で立ち上がって背筋をぴーん
よ〜く見ると手には、ヌンチャクのようなもの（三節棍）が
ぐちゃぐちゃに絡ませることなく右に左にぶるんぶるん
およそ30秒にわたり、カンフーさながらのヌンチャクさばきを披露している
パワー系で荒々しい動物だと思っていたツキノワグマ。イメージとは違う器用な手の動かし方にびっくりする人も多く、「着ぐるみにしか見えない」「オッサン入ってるでしょ」などのリプライが飛んだ。ツキノワグマってこんなに手先が器用なのだろうか……！？
動画を投稿したそらまめきなこさんによると、「八木山動物公園にはよく通っていて、2018年ごろからヌンチャクのようなもので遊び出した」とのこと。常連たちの間では有名で、来園者が多い時期であれば、つばさが遊ぶ様子を見るために人垣ができるほどのようだ。
ツキノワグマのつばさは右上のゾーン【画像提供：八木山動物公園フジサキの杜】
毎回見られるわけではなく、「今年も見れたらいいなと思ってたところで、タイミングよく見られてうれしかったです！」と答えてくれた。
八木山動物公園フジサキの杜の常連たちの間では有名なつばさのヌンチャクパフォーマンス。
「サーカスなどの芸に長けた血筋で、小さい頃から芸を仕込まれたのでは？」と思い調べてみると、なんと野生の保護個体だそう。野生出身で、ここまで手先が器用になるものなのだろうか……？
観覧通路へ寄ってくるツキノワグマのつばさ。
推定1歳のオスです。野生で生後１ヵ月で親とはぐれて保護され、とても人懐っこい性格です。#ツキノワグマ pic.twitter.com/nJBtOvKQSn— 八木山動物公園フジサキの杜【公式】 (@sendaisiyagiya) February 15, 2017
そこで、八木山動物公園の飼育展示課の小野寺和子（おのでら・かずこ）さんにお話を伺った。
クマは意外と手先が器用！？
——つばさがヌンチャクのようなものを振り回す様子がTwitterで話題になっています。ずいぶん扱いが上手なようですが、これは遊んでいる……ということなのでしょうか。
——いつ頃からこういう遊びをするようになったんでしょう。
——そもそも、どうしてヌンチャクのようなものを？
棒を器用に扱うつばさ
——とはいえ、こんなに器用に遊ぶクマがいるとはびっくりです。
ホッキョクグマのナナ【画像提供：八木山動物公園フジサキの杜】
——なんと！ 見、見たい……。ご回答ありがとうございました！
パワー系で大柄なツキノワグマだが、意外にも手先が器用であることにびっくり。遊ぶ様子を見られるかどうかはつばさの気分次第なので、もしも見れたらラッキー！ 八木山動物公園フジサキの杜に行く機会があれば、ツキノワグマの展示を目指してみよう。
※臨時休園の可能性があるため、公式Webサイトをご確認ください。
◎Special thanks：「そらまめきなこさん（@shirokumaroko）」さん
・住所：宮城県仙台市太白区八木山本町1-43
・TEL：022-229-0122
・営業時間：9時00分～16時45分（11月1日から2月末日は〜16時00分）／
・休園日：毎週月曜日
・入園料：480円（個人一般）
・駐車場：あり（有料）
『ホームページ』
『ツイッター』
この記事を書いた人
タケダ シューコ
仙台を食べ尽くしたい
