フィギュアが100万円!?ゴジラ好きの店主がいる仙台一番町「G対策本部」に突撃
一番町四丁目商店街にひっそりと佇む「G対策本部」。ゴジラやウルトラマンなどのフィギュアをはじめとした玩具の専門店だ。所狭しと陳列されたアイテムのなかには1体100万円もするようなレアなアイテムもあって、ファンにとってはまさに楽園のような場所。店内の様子はもちろん、店主のゴジラへの思いなどを徹底リポートする。
ここは、一番町四丁目商店街。全長400mほども続くこの商店街には、三越などの大型百貨店から昔ながらのこぢんまりとした店舗まで、じつにさまざまな業態が共存する。そんな一番町四丁目商店街において、ひときわ異彩を放つ店舗がある。ゴジラのマニアでもあり、50年近いコレクターでもあるオーナーが営む「G対策本部」だ——。
いざ、G対策本部へ!
G対策本部は仙台市営地下鉄・南北線「勾当台公園駅」から徒歩2〜3分の場所にある。仙台駅から歩くと15〜20分ほどかかるので、最寄り駅である勾当台公園駅から歩くか、マイカーで行き、近くのコインパーキングにとめて徒歩で行くのがおすすめ。
広瀬通り方面に1分ほど歩くと左に「そばの神田」が見えるので、向かって左側にある小道を入っていく。この小道がまた、秘密基地感があってわくわくする(!)。
小道は人がすれ違うのがやっとくらいの幅。薄暗く、ちょっとしたアンダーグラウンド感に心躍らせていると、「G対策本部」の看板を発見。
いよいよG対策本部の店内に突入!
店内は決して広くはないが、ショーウインドウには収まりきらないくらいのフィギュアが隙間なく並べられている。ひとまずはダイジェスト版で店内の様子をレポートしていく。
画像では紹介できないくらいのフィギュアが所狭しに陳列されている。ゴジラマニアの店主ということで、ゴジラに関するアイテムだけだと思ったら大間違い。ウルトラマンやガンダム、エヴァンゲリオンなどの各種フィギュアも大量にラインナップしていた。マニアとしては、喉から手が出るほどゲットしたいアイテムばかりのはず。
店主に直撃インタビュー
まずは、いつ、どういうきっかけで「G対策本部」をたち上げたのか確認すると、「1998(平成10)年だから、もう20年も前のこと。わたしが40歳のころにはじめました」と佐藤さん。ちなみに、「G対策本部」がオープンする以前は、同じ場所で「マルフジ靴店」という靴店を営んでいたそう。
なお、ゴジラを好きになったのは、佐藤さんがまだ小学生のころ。父親にゴジラの映画をみに連れていってもらったことがきっかけだという。
ゴジラ好きが高じ、こうやってゴジラをメインとしたフィギュア専門店をたち上げた佐藤さん。どんどんアイテムが増え、現在では管理しきれないくらいの数が店舗に並んでいるという。
もっとも高価なアイテムは100万円!?
佐藤さんは冗談交じりに「ごまんとある」と言っていたが、実際に「五万(巨万)」ほどはあるかもしれない。いかにしてこれだけの数のアイテムを集めたのだろう。
“ごまんとある”アイテムのなかで、もっとも高価なものはどれなんだろう?
ちなみに、耳の部分が劣化していたりすると、1000円でも売り物にならないこともあるようだ。しかし、これらの価値は値段だけでは決められない——そう佐藤さんは続ける。
「G対策本部」では店舗での販売はもちろん、通販にも対応している。なかには、熊本や愛媛からのオーダーもあるが、いかんせん佐藤さんひとりですべて対応しているので、まわせる数には限りがあるそう。
定休日は大晦日と元旦の2日だけ。つまり、年間363日は営業しているのだ。
店主の佐藤さんのゴジラ好きが高じてスタートした「G対策本部」。ゴジラストアでは手に入らない超レアな逸品もあるので、ゴジラ好きはもちろん、気になる人はぜひ一度、足を運んでみてはいかがだろうか。
・住所:仙台市青葉区一番町4-5-18
・TEL:022-222-3064
・定休日:無休
この記事を書いた人
幸谷亮
仙台が大好きすぎて「だてらぼ」を立ち上げたひと。雑誌編集部→雑誌編集部→2016年に独立。雑誌編集部時代に身につけた取材力を武器に、みなさんの気になるネタを全容解明します。