僧侶のコスプレもできる仙台・国分町の坊主バー『あみたBAR』に潜入!
国分町、そこは人々を惹きつける魅惑のまち。そんな国分町に、お坊さんがカウンターに立つ“坊主バー”があるとの情報をキャッチした。
坊主バーとはいったいどんなバーなのか。どんなお坊さんがどんなお酒を出してくれるのか。疑問を解消するため、だてらぼ編集部は夜のギラギラな国分町へと向かった。
国分町にある“坊主バー”へ行ってみた
情報をもとに足を運んだのは、仙台のザ・繁華街である国分町。広瀬通と国分町通の交差点に立てられた「国分町ゲート」をくぐり、100メートルほど歩いたところに「第2藤原屋ビル」が立っている。
夜の国分町では、すっかりご機嫌モードに入った人々が千鳥足で行き交っていた。こうした雰囲気に慣れない筆者はというと……
なんとも言えないこの表情である。
とにかく、気を取り直して入ってみよう。
(コンコン)
「南無阿弥陀佛〜♪(お経のBGM)」
筆者「……」
扉を開けると、腹の底に響くようなお経が聞こえてきた。それだけではない。線香の香りが店いっぱいに充満している。あれ、ここはお寺だったかな? 一瞬そんな感覚に襲われた。
が、すぐに「いらっしゃいませ! 奥へどうぞ」と声が聞こえ、我に返る。
そうだ、ここは国分町。坊主バーなのだ。
今回お話を聞かせていただいたのは、「あみたBAR」のオーナー・二木佑弥(ふたき・ゆうや)さん。仙台市若林区にある「長称寺(ちょうしょうじ)」の16代目住職であり、正真正銘、現役のお坊さんなのだ。二木さん、よろしくお願いします!
坊主バー「あみたBAR」とはどんなお店?
——坊主バーってどんなお店なのでしょうか。
――ちょうど1年になるんですね。「あみた」という店名の由来は?
――どんなお客さんが多いですか?
――ひとりで来る人とグループ。どちらが多いですか。
――お坊さんとバーの組み合わせって珍しい気がします。
――知らないだけで、全国にあるんですね。
――そういった思いがあって、バーをはじめられたんですね。ちなみに、二木さんもお酒を飲むんですか?
――お坊さんにそんなキャリアを持つ方がいるとは。
坊主バー「あみたBAR」はお酒の種類が豊富
――あみたBARの楽しみ方を教えてください。
——こんなお酒があるんですね! それぞれ中身も違うんですか?
――どれも男性が好みそうなラベルです。見ているだけで話題が尽きないですね。カクテルもありますか?
――フードメニューは?
――以前はどんなメニューがあったんですか。
――それはぜひ食べてみたいですね! 今、お店はおひとりで?
――ちなみに、アルバイトの採用条件は。
グラスにまでこだわった上質な空間
実は取材時、店内にはひとりの男性客が。30代の彼は、お酒に疎い筆者には思いもよらない点に触れた。
――他のグラスもすごくきれいですね。
――コスプレ衣装があるんですよね?
――どんな方が着るんですか。
――インスタ映えしそうなのに……
というわけで、筆者も袈裟コスプレを体験してみることに。
聞くところによると、宗派の中でも偉い人しか着られない色の袈裟らしい。どっしりと重さがあり、「コスプレ」という言葉の響きが申し訳なくなるほど厳かな気持ちになってしまった。なんまんだぶ。なんまんだぶ。
あみたBARの料金システムは?
――あみたBARの料金システムを教えてください。
――年配のお客さんが多いと伺いましたが、若い人が来ても大丈夫ですか。
いったいどんな場所なのかとドキドキで向かった坊主バー「あみたBAR」だったが、お坊さんの二木さんはとても気さくで話しやすい人だった。入店時には驚いたお経のBGMと線香の香りも滞在中にすっかり馴染み、心を落ち着けてくれるようだ。
ちなみにオーナーの二木さんは現役の住職のため、お通夜や葬儀で営業時間が変動する場合がある。公式サイトでお知らせしているので、来店前にチェックすることをおすすめする。
お酒好きをも唸らせる味と雰囲気を堪能しに、ぜひ国分町にある坊主バー「あみたBAR」まで足を伸ばしてみてはいかがだろうか。
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・住所:宮城県仙台市青葉区国分町2-1-14 第2藤原屋ビル5階
・営業時間:19時00分〜24時30分(ラストオーダー)
・定休日:不定休
・喫煙/禁煙:喫煙
『ホームページ』
この記事を書いた人
岩崎尚美
仙台を拠点に活動するフリーライター。生まれも育ちもだいたい仙台です。仙台の魅力をお伝えするため、頑張ります!