仙台駅近でクラフトビールがおいしい酒場巡り3軒〜ゆらゆら飲み歩き録Vol.3〜
仙台駅の近くでおいしいクラフトビールが飲みたい!
わたしはお酒が大好きだ。
ウイスキーや日本酒、ワインなど、いろいろなお酒を節操なく楽しんでいる。ただ唯一、ビールがあまり得意でない。日本でメジャーなラガービールの苦味、風味にまだ慣れていないのだ。
しかし、とある店でクラフトビールを飲んでみたところ、普通においしく飲めることに気づいた。小規模製造のクラフトビールは味わいもさまざま。香りも、コクも、苦味や酸味、甘味も多種多様であることを知った。
本記事では、まだまだビール初心者の私であっても「これは飲みやすいな!」と思えるビールを飲めて、なおかつ仙台駅から徒歩5分以内のお店を紹介する。
どのお店もおつまみのうまさも折り紙つきだ。
1軒目『IRISH PUB CELTS(ケルツ)仙台駅前店』
AERから横断歩道を渡り、ハピナ名掛丁商店街の入り口すぐに「ケルツ」はある。
14時まではそば店、14時からはバーに一変する異色の店だ。どの時間帯でもアルコールは注文可能である。
実はそばもなかなかのうまさというが、その味を確かめるのはまたの機会にしよう。
店舗に入るとテーブルとカウンターが並ぶ。喫煙しないことを告げると、地下の席へと案内される。
地下は広々とした空間になっていて、大きなテレビ画面でスポーツを放映中。いかにもイギリスのパブっぽい雰囲気だ。
この他にも地域の特色あるクラフトビールのが用意されている。
今回頼んだのは、「銀河高原ビール 小麦のビール(620円)」。
苦味が薄く、ゴクゴク飲める。決して味が薄いわけではなく、ほどよいコクもある。
ゴロゴロとした牛肉は柔らかく、うまみの溶け込んだスープを付け合わせのバゲットにつけて食べるのがたまらない。
お手頃価格なのにボリュームのあるおつまみが特徴だ。別日に友人と「ケルツ」を訪れた際には、塔のようなオニオンリングが登場した。
これだけで満腹になってしまいそうな、圧巻のボリューム感。安くてたっぷりといっても、決して大味なことはない。申し分なくおいしい。
そのほかのメニューも酒がすすみそうで、すでに次の訪問が待ち遠しく感じる。
複数人で訪問して、いくつもの料理を楽しむもよし、ひとりで手軽に楽しむもよし。仙台駅から徒歩2〜3分という立地のよさもあいまって、ついつい立ち寄りたくなる店であることに間違いはないだろう。
・住所:宮城県仙台市青葉区中央1-7-1
・営業時間:【ランチ】11時00分~14時00分ランチ(おそば)【カフェ】14時00分~17時00分【ディナー】17時00分
・定休日:なし
・最寄り駅:「仙台駅」より徒歩2分
「ホームページ」
2軒目『夕焼け麦酒園』
こちらもAERにほど近い場所にある。横断歩道の向こうに見える、道路と道路の「隙間」にある趣あるお店。それが「夕焼け麦酒(ビール)園」だ。
店舗に入ると、カウンター席がずらっと並んでいて、気さくなマスターが応対してくれる。
店内にはマスターが撮影したと思しき風景写真やバイクの写真が並ぶ。
頼んだクラフトビールはこちら。
この「ユキノチカラ 白ビール」を飲んでびっくり。まるで柑橘ソーダのようなさわやかな酸味を持ち、そして苦味がほとんど感じられない。
ひと口、またひと口と、不思議な気持ちで飲み進めるうちに、あっという間に空っぽに。一杯だけのつもりが、思わず二杯目を注文してしまっていた。
こちらのカルパッチョ、その日の水揚げにより使用する魚が違うそう。今回は、なんと脂ののったマグロ!
とろける脂とソースの相性が良く、おいしさのイメージをやすやすと超えられてしまった。「こんなにおいしいなんて聞いてない!」と、狼狽してしまったほどだ。
フードメニューには、宮城県産サメを使った「ふかかつ(300円/個)」や「三陸産カキフライ(800円)」、岩手の豚肉を使用したメニューがずらっと並ぶ。
カロリーと胃の容量を無視してすべて頼みたくなってしまうラインナップだ。
クラフトビールのラインナップはこちら。
いずれも、マスターのお眼鏡にかなったクラフトビールなんだろう。愛の溢れたお店のメニューは信頼が持てる。初学者が学びがてらクラフトビールを飲みにいく店として、これほど適切な店もないだろう。
3軒目『シーフードレストラン&バー SK7仙台東口店』
「シーフードレストラン&バー SK7」は仙台駅東口からすぐ、ダイワロイネットホテルの1階にあるダイニングバー。
ホテルの1階ということもあり、キラキラした雰囲気で店内もおしゃれ。カウンター席もあり、実はひとりでも入りやすい。気の張らない価格帯もポイントだ。
オーダーしたクラフトビールは、SK7でしか味わえない「ローターベルグマイスター(600円)」。
これまで紹介したクラフトビールよりも苦味はあるものの、えぐみのない苦さでどことなくフルーティな味わい。香りが柑橘風なのもあって、なんとなくグレープフルーツをイメージさせる。
タルタルソースとカキフライ、そして苦味のあるさわやかなビール……。
満足な味わいとおしゃれな空間との相乗効果で、使っている金額以上のぜいたくな時間を味わっているように感じる。
この日のトマト煮込みはドンコ。たっぷりの量でお腹いっぱい。ドンコと野菜のうまみが溶け出してひとさじごとにビールが進む。
なんと、「SK7」ではクラフトビールのサブスクサービスを実施していて。月2800円で、月〜金の平日に1日1杯のクラフトビールが楽しめるという。
近隣で働く方だったら、仕事帰りに一杯のビールとその日ごとのメニューで夕食を楽しむのもよさそう。うまいビールと食事、おしゃれな空間とホスピタリティ高いサービスで、一日の疲れを癒せるだろう。
・住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡1-2-37 ダイワロイネットホテル1階
・営業時間:11時30分~22時30分(※日曜・祝日11時30分~22時00分)
・定休日:なし
・最寄り駅:「仙台駅」より徒歩1分
「ホームページ」
仙台駅周辺はクラフトビールの宝庫
紹介した3店舗はどこも仙台駅から徒歩5分以内で着いてしまう。それだけ仙台駅周辺にはおいしいクラフトビールのお店が集まっている。
期間や地域限定のものなど、クラフトビールは種類が多い。いろいろなお店で飲み歩き、お気に入りの一杯を見つけるのもクラフトビールの楽しみのひとつだろう。
奥が深いクラフトビールの世界ゆえ、毎日を楽しむ趣味のひとつとして、長く楽しんでいくこととなりそうだ。
Vol.1
『仙台駅周辺の絶対潰れてほしくない昼飲みスポットを巡る〜ゆらゆら飲み歩き録〜』
Vol.2
『仙台駅の日本酒自販機2件で「駅せんべろ」を実現〜ゆらゆら飲み歩き録 Vol.2〜』
この記事を書いた人
タケダ シューコ
仙台を食べ尽くしたい