ライブ式調理!?大人気の手作りコッペパン専門店「柴田パン本店」に突撃/仙台連坊

2020.08.18

「石窯パン工房ばーすでい」が手掛けるコッペパン専門店が人気を呼んでいる。その名も「柴田パン本店」。

味や見た目はもちろん、“ライブ式”の調理法が話題を呼び、週末ともなるとコッペパンを求めて行列ができるほど好評だ。

2019年のオープンから1年を迎えてなお、多くの利用客を魅了し続ける柴田パン本店の魅力に迫るため、取材に向かった。

柴田パン本店は「連坊駅」から徒歩1分の好立地

柴田パン本店は、地下鉄東西線「連坊駅」の東1出口から歩いて1分の場所にある。

連坊駅のエレベーターの画像

東1出口にはエレベーターもある

柴田パンの最寄駅の画像

連坊駅は仙台駅から2駅

駅を出て横断歩道を渡ればすぐなので、迷うことはないだろう。

仙台の人気の柴田パンの外観画像

店前の椅子は行列時の待ち用になっている

車で行く場合は、「木ノ下薬品」の駐車場を利用できる。

柴田パンの駐車場の画像

木ノ下薬品は柴田パン本店の2軒先にある

柴田パン本店の駐車場の画像

手前の3台分が利用可能だ

柴田パン本店は、宮城県内に5店舗を展開する「石窯パン工房ばーすでい」のグループ店で、2019年4月に手作りコッペパン専門店としてオープンした。

今回は、ベテランスタッフの伊藤さんと佐々木さんに話を伺った。

左:佐々木さん、右:伊藤さん

ライブ式調理だから出来たてのコッペパンを味わえる

柴田パン本店のコッペパンのライブ調理中の画像

――柴田パン本店のこだわりといえば、“ライブ式”の調理ですが、具体的にはどのような手法ですか?

伊藤さん
伊藤さん
注文を受けてからお客さまの目の前で調理し、提供するのが“ライブ式”です。
柴田パン本店のずんだコッペの画像

注文を受けてから調理するから、パンのふんわり感を損なわない

柴田パンのライブ調理中の画像

具材もたっぷり

柴田パン本店のパニーニの画像

パニーニもオーダーを受けてからプレス

佐々木さん
佐々木さん
作り置きをしていないので、いつでも出来たてのおいしさを味わっていただけます。少しお時間をいただければ、揚げ物をその場で揚げ直すこともできますよ。
コッペパンの具材の画像

カウンターには、パンに挟む具材がずらり

――専門店の醍醐味ですね。オーダー方法はどのようになっていますか?

伊藤さん
伊藤さん
注文書に記入いただいて、それを元にお作りします。
柴田パン本店のメニュー表の画像

メニューは、「おやつコッペ」「惣菜コッペ」「パニーニコッペ」がそれぞれ約20種類ずつ

柴田パン本店の店内画像

注文書に記入したらレジでオーダー

――メニューが全部で60種類ととにかく多いですね。

伊藤さん
伊藤さん
トッピングとして、生クリームとマーガリンをプラスできます。
宮城の人気コッペパン店のメニュー画像

以前は期間限定でカレーのトッピングもあったそう

――期間限定の商品は定期的に販売されていますか。

伊藤さん
伊藤さん
はい。季節ごとに1~2商品くらい出ていますね。春は「桜あん」、秋は「モンブラン」とかをラインナップしていました。
佐々木さん
佐々木さん
クリスマスには「サンタコッペ」という、いちごを使ったパンが出ていたこともあります。
青森ふじリンゴジャムコッペパン

月替りで楽しめる「今月のフルーツジャム」もあるので、いつ来ても新しい味を楽しめる

ふわふわコッペパンは柴田パン本店でしか食べられない

――「石窯パン工房ばーすでい」でもコッペパンは扱っていますよね。パンは柴田パン本店のものと同じですか?

伊藤さん
伊藤さん
いえ、柴田パン本店のコッペパンはここ専用に作られているので、「石窯パン工房ばーすでい」では食べられないんですよ。

柴田パンの焼きたてコッペパンの画像

――柴田パン本店のコッペパンは、「石窯パン工房ばーすでい」で毎日焼いているんですよね。1日に何回送られてくるのでしょう?

伊藤さん
伊藤さん
1日2回です。だいたい、9時と11時くらいに柴田パン本店に届きます。

――その時間にお店に来れば、焼きたてのコッペパンが食べられる?

佐々木さん
佐々木さん
ほかほかではないですが、ほかの時間帯と比べたら多少やわらかいかもしれないですね。でもどの時間帯でもやわらかいですよ。

見よ! このきめ細やか&ふわっふわな断面を

――1日を通してやわらかいコッペパンが食べられる、ということですね。具材についてもかなりこだわりがあるようで、「牛タンわさびソース(400円)」や「ずんだクリーム餅入り(330円)」など、宮城ならではのメニューが目立ちますが、ほかには?

ずんだクリームコッペパン

「ずんだクリーム餅入り」は人気メニューのひとつ

伊藤さん
伊藤さん
例えばクリスマスの「サンタコッペ」では、亘理の指定農園で取れたいちごを使っていました。あと宮城県内ではありませんが、「今月のフルーツジャム」では青森県産のふじりんごを用いています。
佐々木さん
佐々木さん
人気メニューの「赤いたまご(280円)」に使われているたまごは福島県産です。黄身がすごく赤くて濃厚なのが特徴です。

教えて!柴田パンの人気メニューランキング

柴田パンの人気コッペパンランキング

店内のミニ看板にはコッペパンの種類別のランキングが掲載されているが、今回は全メニューでの総合ランキングベスト5を教えてもらった。

【人気総合1位】赤いたまご/280円

柴田パンの赤いたまごの画像

「赤いたまご」には、黄身の赤いたまごだけが使われている

開店以来、不動の一番人気メニューで、見た目が赤いことから「ケチャップ入ってます?」と聞かれることもあるとか。特製マヨネーズと自家製のクラッシュたまごのハーモニーが絶妙だ。

マヨネーズや塩コショウは控えめな印象で、その分濃厚なたまごの味が生きている。ピクニックへ持っていったらあっという間になくなってしまうような、そんなおいしさだ。

【人気総合2位】フルーツ生クリーム/250円

柴田パンの人気第二位の画像

たっぷりの生クリーム&フルーツがIN

ケーキ感覚で食べられるスイーツコッペパンで、写真映えもGOOD。

生クリームが甘すぎないため、胃がもたつく感じがなくペロリと食べられた。生クリームの上にはみかん、パイン、チェリーなどのフルーツが惜しげもなく乗っていて、どこから食べてもフルーツが口に入るほど死角がない。

【人気総合3位】パニーニチーズ&Wチーズ/340円

柴田パンの人気パニーニの画像

とろーりとろけるチーズ系はパニーニだけのメニュー

パンをプレスすることで香ばしさが生まれ、通常のコッペパンとはまた違った味わいが楽しめる。

食べてみると表面はカリッと、中のチーズがとろ~り。これは間違いのない組み合わせだ。レッドチェダー、モツァレラ、カマンベールと、3種類ものチーズが入っているため非常に濃厚で、それでいて不思議としつこくない。プレスしたてのほかほか状態で食べるのがおすすめだ。

【人気総合4位】揚げコッペ/シュガー120円・黒みつきなこ130円

柴田パンの揚げパンの画像

リーズナブルなところも人気の理由

柴田パンの人気コッペパンの画像

揚げパンもふんわり

2020年に発売されて以降、急激に人気を伸ばしているのが揚げコッペ。砂糖がたっぷりまぶされていて、昔懐かしい優しい味わいが楽しめる。

我が家にお土産で買って帰ったら子どもが気に入ってペロリと平らげてしまった。子どもから大人まで幅広い年代に愛される味だ。

【総合5位】コンビーフ(ポテサラ入り)/280円

コンビーフコッペパンの画像

コンビーフがたっぷり

食べごたえのあるゴロゴロなポテサラもGOOD

ガツンとおかずになるお味。コンビーフの塩気をパンの甘みとポテサラがまろやかに中和していて、いくらでも食べられそう。リピート率ナンバー1、かつスタッフさんが太鼓判を押すのも納得だ。

柴田パン本店スタッフのおすすめメニューランキング

――スタッフさんのイチオシメニューを教えてもらえますか?

佐々木さん
佐々木さん
私の推しは断然「ずんだクリーム餅入り」です。甘みを抑えたずんだ餡と生クリームだけでもおいしいのに、さらにそこにお餅が入っていて食感も楽しめます。
ずんだコッペの画像

餅の存在感がすごい

甘さ控えめのずんだ餡はしっかりと“枝豆感”があり、そこに生クリームが加わることでぐっとスイーツらしさを増している。やわらかくもっちりとした餅はかなりの存在感で、餅好きにはたまらない一品だ。

ずんだとコッペパンの相性もばっちり

伊藤さん
伊藤さん
あまり目立たないところだと、「パニーニフランクフルト(320円)」がおすすめです。45cmのロングフランクを3等分してパンで挟んだ商品で、パニーニにすることでソーセージが燻されて旨味が増すんですよ。
柴田パンのパニーニの画像

出来たてだからほっかほか

柴田パンのソーセージパニーニの画像

燻されたソーセージがぎっしり詰まっている

佐々木さん
佐々木さん
あとは「カレー(コッペパン280円/パニーニ300円)」ですね。スパイスが効いているんですがそこまで辛くなくて、お子さんでも食べやすい味です。
柴田パンのカレーコッペパンの画像

カレーが本当にうまい!

土日は行列ができる日も。狙い目の時間帯は?

――行列ができている日も少なくないと聞きますが、パンは1日で何個くらい売れるんでしょう?

伊藤さん
伊藤さん
土日だと、800~1000個くらいでしょうか。平日はもう少し落ち着いているので、時間帯によってはお待たせしないで済むと思います。
柴田パン本店の外観画像

店の外にはウェイティング用のベンチがある

佐々木さん
佐々木さん
平日土日とも、11時~13時頃までは混雑しますね。あとは開店してすぐの9時台も。オープン前に外で並んでいるお客さまがいらっしゃることもあります。狙い目としては10時とか14時とか、合間の時間帯でしょうか。

――午後から夕方にかけては?

伊藤さん
伊藤さん
学校が近いので、午後は学生さんでにぎわっていますね。

――どんなお客さんが多いですか?

伊藤さん
伊藤さん
常連のお客さまには男性の年配の人が多いです。お子さんを連れた女性や学生さんもよく来られるので、あまり年代や性別にかかわらず来店されますね。
佐々木さん
佐々木さん
目の前で調理するので、お子さんは楽しいみたいですよ。
伊藤さん
伊藤さん
それと、毎週水曜日は「コッペの日」として、お買い上げ金額にかかわらずくじ引きをしていただいています。はずれはなく、商品の引換券が当たったりポイントが倍になったり。これを狙って毎週来てくださるお客さまもいます。

――今後の展開や新商品などについて教えてください。

佐々木さん
佐々木さん
2020(令和2)年8月7日~9月6日にかけて1周年アニバーサリー企画を開催予定です。オリジナル商品として「柴田の食パン」も発売になるので、ぜひ食べていただきたいですね。

\この記事も読まれてます/

『手づくりコッペパン専門店・柴田パン本店』
・住所:宮城県仙台市若林区連坊小路20 S.F連坊ステーション1F
・営業時間:9時00分~18時00分
・定休日:火曜日
・駐車場:あり(3台)
『ホームページ』
『インスタ』

この記事を書いた人

岩崎尚美

岩崎尚美

仙台を拠点に活動するフリーライター。生まれも育ちもだいたい仙台です。仙台の魅力をお伝えするため、頑張ります!

関連記事