萩の月でおなじみ菓匠三全の期間限定いちご大福を実食レポ!購入場所と味わいは?
仙台民ならみんな大好き萩の月。県外の友人へのおみやげに重宝している人も多いだろう。
そんな萩の月でおなじみの「菓匠三全」が、2021(令和3)年2月2日〜3月上旬の期間限定でいちご大福を販売しているのをご存じだろうか。
値段は1個198円(税込、以下同)で、6個入りだと1188円。
ただのいちご大福と侮るなかれ、なんと売り切れることも珍しくない、隠れた人気商品なのである。さっそくゲットして、実食してみよう。
菓匠三全の「いちご大福」は売り切れるほど大人気
今回いちご大福を購入したのは、エスパル仙台本館地下1階の「菓匠三全銘品館」。
遅い時間に行くと売り切れていることもある。じつは筆者も夕方に買いにいったときには売り切れており、涙を飲んだ。日を改め、夕方前の時間でリベンジし、ぶじ手に入れられた。
スタッフさんに人気のほどを聞いてみると、「平日であっても夜には売り切れてしまうこともある」とのこと。確実に入手したければ午前中など早めの時間帯に買いにいくのがよいだろう。
菓匠三全広瀬通り大町本店では、「WEB店頭受取事前予約(モバイルオーダー)」を活用して購入も可能だ。
「確実に食べたい」というのであればこちらをおすすめする。
「いちご大福」をいざ実食
話題のいちご大福というと、いちごが特大で見た目が派手なものをイメージする。だが、見た目はごくごくシンプルで、サイズは普通の大福と同じくらい。
ひとくちかじると、口にまず広がるのは優しい甘さ。そこにいちごのみずみずしい果汁の甘さが広がる。それだけでなく、コクがあり、味わいが後を引くような感じなのが不思議だ。
使われているのは手芒餡(てぼうあん)。いわゆる白いんげん豆で作られた、優しい甘みが特徴の白あんだ。練り切りに使われるあんこといえば味の想像がつくだろう。
それに卵黄が加わった、つまり黄身あんが使われているのだが、「あんこが黄身あんのいちご大福」というだけでは終わらない。
コクを感じた要因はバターだ。どうやら、このいちご大福にはバターが少量使われているらしく、そのコクや風味が黄身あんをより豊かな味わいにしている模様。
さらに特筆すべきは中に入っているいちご。決して大きいサイズではないが、このいちごは味もサイズも「ちょうどいい」。
だからこそ、いちごだけが目立つでもなく、あんこだけが目立つでもない。すばらしいバランスを保てているのだろう。
和菓子としては王道である白あんをベースとしながらも、ここまで驚きのあるいちご大福が作れるのは「さすが菓匠三全」としかいいようがない。
優しい甘さの白あんをベースに、卵黄とバターでコクと風味をプラス。いちごの甘酸っぱさとみずみずしさは、アクセントとしてだけではなく、あんと調和していく。
ひと足先に口の中に春を迎えたい人は、ぜひ一度食べてみてほしい。春らしい見た目とその味わいに、きっとパワーをもらえることだろう。ちなみに、3月上旬までの限定商品なのでお早目に。
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この記事を書いた人
タケダ シューコ
仙台を食べ尽くしたい