仙台の爬虫類カフェ『ジュラの杜』ってどんなお店?どんな爬虫類がいる?
2017年1月のオープン以来、テレビやSNSなどで大きな話題を呼んでいる爬虫類カフェ「ジュラの杜」。
食事をしながら爬虫類を観察できるだけでなく、触れ合ったりエサをあげたり、気に入った爬虫類を買うことも可能だ。
実際にお店を訪れ、店長の伊藤渓登(いとう・けいと)さんにジュラの杜の特徴やおすすめの爬虫類、オープンするまでの経緯などを聞いてきた。
「ジュラの杜」はグリーンイグアナの看板が目印!
三井アウトレットパーク仙台港のほど近くに位置する「爬虫類カフェ ジュラの杜」。 仙台東部道路(産業道路)沿いにあるので、この看板に見覚えのある方も多いのではないだろうか。
店内は1階がカフェスペース&ふれあいコーナーで、2階が販売スペース&VIPふれあいコーナー。1階の「ふれあいコーナー」と2階の「VIPふれあいコーナー」の違いは後ほど詳しく説明するとして、さっそく店内にレッツゴー。
じゅらの杜の店内はどうなってる?
1階のカフェスペースには、レンガ調のカウンターに木製のカウンターテーブルがレイアウト。天井付近に施された葉っぱの装飾の効果もあって、おしゃれな雰囲気のカフェという印象だ。
取材当日は優雅に泳ぐ水ガメの姿が見られたが、季節やスタッフの気分などによって中身が入れ替わるそう。水槽のなかにどんな爬虫類が潜んでいるかは、行ってからのお楽しみだ。
すでにお気付きかもしれないが、各テーブルには爬虫類の入ったケージが置いてある。写真撮影OKなので、インスタ映えを狙って撮影を楽しむべし。
カフェスペース奥のカウンターに、大きなテラリウム(水槽)を発見。ここでは、テーブル上のケージには収まりきらないサイズの爬虫類たちを観察できる。
ここはカフェスペース内でも人気の席で、たとえば、「ヨウスコウワニの前の席」という感じで予約をするお客さんがいるほど。
こちらも中央の水槽と同様、1ヶ月に1度くらいのペースで入れ替わるとのこと。ちなみに、カフェスペースはフリータイム500円のワンオーダー制で、ドリンクは1杯400円(税込、以下同)から用意している。
食事メニューやデザートも取り揃えているので、爬虫類カフェデートにもおすすめだ。
ジュラの杜では爬虫類とも触れ合える
爬虫類を観察しながらカフェを楽しむだけでも十分だが、ジュラの杜を満喫するなら「ふれあいコーナー」も忘るべからず。
先にシステムを説明しておくと、1回500円で制限時間は10分(5分延長200円)。制限時間の間に平日なら3匹、土日祝日なら2匹の動物と触れ合える。 プラス300円でエサやり体験もできるので、興味のある人はチャレンジしてみよう。かわいい爬虫類たちがエサを食べる瞬間は、最高にエキサイティング!
赤目の誘惑#ヒョウモントカゲモドキ#レオパ#スーパーレイダー pic.twitter.com/kjPJ0Poxft
— ジュラの杜《爬虫類カフェ・専門店》仙台 (@juramori1) April 3, 2019
※触れ合える品種は取材時の情報です
じゅらの杜の2階に潜入!
続いては、2階のVIPふれあいコーナー。「爬虫類カフェ」ということで、爬虫類しかいないと思ったら大間違い。VIPふれあいコーナーでは、爬虫類以外の生き物だけでなく、稀少性の高い爬虫類とも触れ合える。もちろん、気に入ったら買うこともできる。
本日はイベント後の生体メンテナンスの為、臨時休業となっております💦
予めご了承下さい💦イベント組帰宅までの間、フェネ男と…💓 pic.twitter.com/73jL0rKzhj
— ジュラの杜《爬虫類カフェ・専門店》仙台 (@juramori1) February 18, 2019
フサオマキザルのリリーちゃん♪
名前に反応してくれる♡
本当に可愛い💕#VIPふれあい pic.twitter.com/SrxrSA1VXZ— ジュラの杜《爬虫類カフェ・専門店》仙台 (@juramori1) October 15, 2018
※触れ合える品種は取材時の情報です
200種類400匹以上! 販売コーナーに潜入
お次は、2階の販売コーナー。ここには、200種類以上の爬虫類たちが整然と並べられている。1階とは違い、ここは写真撮影NG。知られざる店内の様子をレポートしていく。
あまりにも数が多すぎて紹介しきれないので、伊藤店長に「人気の爬虫類」「おすすめの爬虫類」「レアな爬虫類」をそれぞれ3品種ずつ挙げてもらった。
ジュラの杜で人気の爬虫類×3種
【ヒョウモントカゲモドキ】
手のひらサイズゆえ、飼う際にスペースを要さない点も人気の理由のようだ。ちなみに値段は、安ければ1匹5000円くらいから購入可能。こういう品種や安価な飼育セットであればトータル2万円くらいで飼えるので、爬虫類初心者にもおすすめだ。なお、自宅の環境によって飼育に必要なアイテムが異なるので、スタッフに相談してみよう。
【フトアゴヒゲトカゲ】
通常、トカゲにはヒゲが存在しない。しかし、このフトアゴヒゲトカゲの場合、ウロコが尖ってヒゲのように見えることから、こう命名されているとのこと。
【コーンスネーク】/p>
最終的には1メートル以上になるが、基本的には画像のようにとぐろを巻いているので、大きなスペースを必要としない点も人気の理由のようだ。
伊藤店長おすすめの爬虫類×3種
【オオヨロイトカゲ】
爬虫類好きにとって、憧れの存在とも言われているオオヨロイトカゲ。太陽を仰ぎ見るように日光浴をするその姿から、別名「サンゲイザー(太陽を見つめる者)」の異名でも知られている人気者だ。
かなりレアで、今後さらに流通量が減るとも言われていて、伊藤店長もかなりお気に入りの様子。探していた人も多くいるはずなので、ぜひ問い合わせてみよう。
大阪レプタイルズフィーバー
にて出店します!
パート2#オオヨロイトカゲ pic.twitter.com/Vlixcgqw7c— ジュラの杜《爬虫類カフェ・専門店》仙台 (@juramori1) February 15, 2019
【マツカサトカゲ】
【カーペットパイソン】
中型サイズのヘビとはいえ、体長2メートルにもおよぶカーペットパイソン。「ある程度の太さもあるので、ずっしり感があってちょっとした大蛇を飼っている感覚になれる」ことがおすすめする理由とのこと。
ちなみに、伊藤店長も自宅でカーペットパイソンを飼っていて、繁殖の目的もあり、冬場は15度ほどの室温をキープしているそう。
レアな爬虫類×3種 by伊藤店長
【シシバナヘビ(ツインヘッド)】
双頭のシシバナヘビ。
どちらもモグモグ食べてます!左の子は食が細かったのですが、最近は絶好調。脳が2つあると季節拒食をする方、しない方2パターンあるのかしら😯 pic.twitter.com/AvrVN7qlc3
— ジュラの杜《爬虫類カフェ・専門店》仙台 (@juramori1) March 20, 2019
【ホウシャガメ】
放射状の模様が特徴のホウシャガメ。絶滅危惧種に指定されていて稀少性が高く、もっとも手に入れにくいリクガメのひとつだそう。
【ボールパイソン スケールレス】
スケールは日本語で「ウロコ」という意味。つまり、ウロコのないのがこちらのボールパイソン スケールレスである。
かなりレアな品種ということで値段を聞いてみると、その額100万円以上(!)。確かに高額ではあるが、ファンにとっては喉から手が出るほど欲しい逸品である。
ボールパイソン"パステルスケールレス"
メスとして入荷していた為、多数のお客様にメスとお伝えしておりましたが実は貴重なオスでしたm(_ _)mオスをお探しだった方、まだ興味がありましたら再度ご連絡をお願いします pic.twitter.com/B9gsSZ5NZP
— ジュラの杜《爬虫類カフェ・専門店》仙台 (@juramori1) January 25, 2019
ジュラの杜のオープンのきっかけは? どうして「爬虫類+カフェ」なの?
2017年1月27日にオープンした「爬虫類カフェ ジュラの杜」。オープン以来、爬虫類ファンを中心にSNSなどで話題になっている同店だが、どういう経緯でオープンを迎えたのだろう。
それにしても、なぜ純粋な爬虫類専門店ではなく、カフェを併設する必要があったのか——。
関東や関西ではメジャーになりつつある爬虫類カフェだが、仙台、いや、東北では「爬虫類カフェ ジュラの杜」だけ。豊富な知識を持つスタッフがていねいに教えてくれるので、爬虫類ファンはもちろん、興味のある人はぜひ気軽に足を運んでほしい。
※値段などの情報はすべて取材時のものです
・住所:宮城県仙台市宮城野区出花1-16-10
・TEL:022-253-6733
・営業時間:11時〜20時
・定休日:毎週火曜日(祝日は除く)
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この記事を書いた人
つきの萩子
東京の雑誌編集部で3年働いたのち、仙台と萩の月とほやが好きすぎてUターン。まだまだ知られていない仙台のディープなネタを発掘します。