仙台のき●なシュラン!? 青葉区大町にある『三好食堂』のクセが強すぎる!
かつて、テレビ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』で人気を博した企画“きたなシュラン”。店構えが残念なものの、味は間違いない飲食店を格付けするコーナーだ。
そんな“きたなシュラン”なお店が仙台市・青葉区大町にあるという情報をゲットしただてらぼ取材班。
さっそく突撃取材を試みるが、想像以上のきたなシュランっぷりに、いい意味で衝撃を受けたことだけ先に伝えておく。店構えと味のギャップよ……。
三好食堂にレッツゴー!
口コミによると、その店の名は「三好食堂」という。たしかに響きが古風で、いま風ではない装いが想像できる。 地図を頼りに向かったが、あまりのひっそりっぷりに1度通り過ぎてしまった。訪れたのは平日の11時20分ころ。 外から見る限り店内は真っ暗だが、ランチは11時からオープンということで勇気を振り絞って突入してみることに。ゴクリ……。
店内に入って3回ほど「こんにちは〜」と叫ぶものの、いっこうに出迎えてくれる気配はない。おーい、気づいて〜(笑)。
よ〜く見ると奥に人がいる。こちらの気配に気づいたのか、ようやく店主らしき女性が出てきてくれた。 「ごめんね、今てんぷら揚げてて手が離せないんだわ〜」 直後に取材を控えていたため、一度退散し、夜にもう一度訪れることにした。
気を取り直して夕方に再訪
気を取り直して訪れたのは、すっかり陽も落ちた18時30分ころ。多少の入りづらさはあったが、「取材だからしょうがない」と言い聞かせて突撃である(!)。
口コミどおり乱雑なイメージは否めない。まずはダイジェスト版で三好食堂の店内を見ていこう。
三好食堂の料理のお味とは?
“きたなシュラン”なお店ゆえ、店内の乱雑さは致し方ない。むしろ、足の踏み場もないほどひどい惨状を想像していたので、許せる範囲である。余裕っしょ。
「味は間違いない」ということだが、よりおいしいモノを食べたいので店主におすすめを聞いてみると、「とくにない」と一蹴された。いい換えると、「どれもおいしい」ということだろう。さては、謙遜しちゃってるな?
迷ったあげく、「てんぷら定食(820円/税込、以下同)」をオーダーすることに。
てんぷらだけかと思ったら、納豆にたくあん漬けに冷ややっこにかなりボリューミー。これで820円ならかなりお得だろう。
天つゆがなかったので、店主に聞いてみると……
いただいた天つゆをたっぷりつけ、さっそくいただきま〜す。
厚すぎず薄すぎず、ほどよくさくさくした衣が食欲をそそる。適度にてんつゆを含み、口に入れた瞬間、なすの旨味が口の中に広がる。意外だったソーセージのてんぷらもめちゃくちゃおいしい。てんぷらにすると、こんなにおいしいんだ——。そう思わせられる瞬間だった。
三好食堂ってどんな食堂?
確かに店構えは多少残念な感じだが、料理の味は間違いなくおいしい。そこで、「いつオープンしたのか」「なぜカレンダーがこんなにあるのか」——。気になることを店主の大沼さんに聞いてみた。
——「三好食堂」はいつからやってるんですか?
——お母さんひとりで切り盛りしてるんですか?
——三好食堂はどういうお客さんが多いですか?
——定休日が書いてなかったですが、もしかして年中無休ですか?
そんな優しさに溢れた大沼さんの作る料理は、小さいころに母親が作ってくれたそれと味が似ていた。確かに、店構えは残念かもしれないが、味は間違いないので、家庭の味に飢えている方は「三好食堂」にレッツゴー。
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・住所:宮城県仙台市青葉区大町2-5-14
・電話番号:022-223-9368 ・営業時間:ランチ11時~14時、ディナー18時〜21時
・定休日:不定休
・禁煙/喫煙:喫煙
この記事を書いた人
つきの萩子
東京の雑誌編集部で3年働いたのち、仙台と萩の月とほやが好きすぎてUターン。まだまだ知られていない仙台のディープなネタを発掘します。