東北初上陸の壊し放題サービス「ファイナルアタック仙台」でバットを振り回してきた
「最近なんだかストレスが溜まってる」「胸に渦巻くモヤモヤを思いっきり発散したい!」──このように日々悶々とした思いを抱えている人に朗報だ。2021(令和3)年1月、仙台市青葉区小田原に東北初上陸となる壊し放題サービス「FINAL ATTACK(ファイナルアタック)仙台」が誕生した。
何をどのように壊すのか、壊すことでどんな気持ちになるのか? また、サービスを体験するまでの流れはどんな感じ? など気になることを、筆者が実際に体験してきたのでレポートしたい。
「ファイナルアタック仙台」へのアクセス
ファイナルアタックの住所は、仙台市青葉区小田原5-3-22。地図で見るとこのあたりだ。
JR仙台駅からはおよそ1.3㎞で、徒歩だと15分ほどで到着する。ルートはアエルと仙台PARCOの間を道なりに抜け、花京院方面へ。国道45号に出たら右折し、宮町一丁目の交差点を左折して北へ向かう。

右前方に「仙台市東六番丁児童館」が見える
そのまままっすぐ進むと、左手に以前だてらぼでも取材した「パティスリーミティーク」が見えてくるので、そのままさらに7分ほど進むと……

「七十七銀行宮町支店」が見えてくるので、この先の信号を右折

さらに少し歩くと右手に白い建物が見えてくる

ここが東北初上陸の壊し放題サービス「ファイナルアタック」だ

入口はこんな感じ
さて、中はいったいどうなっているのか。入ってみよう。

壁一面の落書き。受付の時点でやや独特な雰囲気だ

「いらっしゃいませ」「ひぃ!(筆者)」
……というわけで、今回取材に応じてくれたのは株式会社FINAL ATTACKの代表取締役を務める半田貴昭(はんだ・たかあき)さんだ。半田さん、よろしくお願いします!
コースは2種類!「壊す」「汚す」ことを楽しむ新感覚アミューズメント
東北初上陸ゆえ、謎が多いファイナルアタック。体験する前に、まずはサービスの特徴などを聞いた。
――ファイナルアタックとはどんなサービスなのか教えてください。

――「壊す」ことを楽しむサービスなんですね。

――HPによると、コースが2種類あります。

――「フリーアートコース」は?


子どもはカッパを持参すると服を汚す心配もなし!
――2つのコースのうち、最初にどちらかを選んで入ると。

――他にどんなオプションがありますか?

――「着物でクラッシュ」?


好きな柄の着物を選び放題

追加料金なしで持ち帰りも可能
――壊すことを楽しみつつ、写真映えも狙えると……ますますブースの様子が気になってきました!

――お願いします!
とにかくバットをぶん回せ!レッツファイナルアタック!
――来店からサービス利用までの流れを教えてください。

支払いを済ませると、受付の奥へと案内される。

金言「どうせやるならおもいきり!」


つなぎのサイズは2Lから4Lまで。大きいサイズしかないけどご安心を

顔面まで覆うクリアマスクにヘルメット、手袋など防具は完備
何を隠そう身長が145cmという超小柄体型の筆者。一抹の不安を感じつつも2Lのつなぎに袖を通す。

予想通りのブカブカ
しかし裾をぐるんぐるんにまくれば問題なし。小柄な女性でもOKですね!

専用靴は22cm~と幅広いサイズ展開。ホッ

着替えが済んだら、いざ入室!
\ぎぃ~~/(防音扉がけっこう重い)

ここがファイナルアタックのブース内だ
――おおお、どことなく漂うアンダーグラウンド感!


週1くらいのペースで、溜まってきたら片付けるそう
――壁のアートもそのままですね。


グラスや皿などの定番もののほか、ドライヤーやテレビなどの家電が並ぶ

なかにはこんなものまで……
――壊すものはどのように調達しているんですか?


部屋の片隅に無造作に置かれた破壊道具たち
――バット、ハンマー、ゴルフクラブがありますが、オススメはどれですか?

――なるほど。それでは……

「じゃん!(画面越しに伝わるバットを持ち慣れてない感)」
――それでは実際に破壊活動を開始します!


壊れやすそうなところを狙って……

バットを振る!

振る!!

振るぅぅぅ!!!
――はぁはぁ……これはいい運動になりますね……しかも思ったより壊れないです。

むむ、ここにきて年齢の弊害が……。ちなみに、「ファイナルアタック」の利用者は年代では10代後半から30代が、性別ではやや女性が多いそう。ひとり利用よりもグループ利用が多いとのことだった。
しかし取材後には男性がひとりで来店していたため、さまざまな層が興味を持っていることがうかがえる。

その後もバットからハンマーに持ち替えてみたり

グラスをブロックに叩きつけてみたり
慣れない破壊行動にはじめは戸惑ったものの、徐々にうまく壊せるようになってきて楽しさもひとしお。この爽快感はなんともいえず、癖になる魅力がある。
待合スペースにもお楽しみがいっぱい
――20分は短いんじゃないかと思いましたが、十分ですね。というか、私の体力では5分が限界でした。


フリーアートオプションをつけると、20分間でちょうどいいくらいだそう
――一応うかがいますが、時間延長も可能ですか?

――店舗2階は待合スペースになっているんですね。


広々とした待合スペース

キックボードや……

サンドバッグに、子どもに人気の弓矢、ぬいぐるみも置かれている


これは楽しそうな予感!

「慣れるまでちょっとコツがいります」とスイスイ乗りこなす半田さん
「私も乗りたいです!」と張り切って挑戦したものの……

絵に描いたようなへっぴり腰

いつまで経ってもテーブルから手が離せない
――怪我をする前にやめておきます。


のんびり映画を見ながら待つこともできる
より楽しんでもらえる施設を目指し、ブラッシュアップしていきたい
――ファイナルアタックがオープンして4ヶ月ほど(取材時)ですが、今後の展望を教えてください。

――今まで通り待合スペースとしても使えるし、それ以外の用途としても使えるわけですね。より利用シーンが広がりそうです。

――また新しいサービスが始まりそうですね! ところで、自宅の不用品をファイナルアタックで壊してもらうために持ち込むのはOKですか?

――それはありがたいですね。不用品処分って普通ならお金がかかりますし。ぜひ我が家の不用品も……

「物を壊す」という、一見ドキッとするコンセプトを掲げた「ファイナルアタック」は、実は地球に優しいSDGsなアミューズメント施設であった。
一心不乱にバットを振り回し、そこら中にある物を壊しまくるという体験は普段なかなか経験できるものではない。その分かなりの非日常感や高揚感を得られるので、ストレスを発散したい人、ちょっと変わったことに挑戦してみたい人はぜひ一度体験してみてほしい。
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・住所:仙台市青葉区小田原5-3-22
・TEL:022-797-8603
・営業時間:10時00分~20時00分
・定休日:不定休
・駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
「ホームページ」
この記事を書いた人

岩崎尚美
仙台を拠点に活動するフリーライター。生まれも育ちもだいたい仙台です。仙台の魅力をお伝えするため、頑張ります!