仙台駅で絶品いちごスイーツを食べるなら「アカイロコウザン」で決まり!
2021(令和3)年4月29日、JR仙台駅構内に新しくオープンしたいちごスイーツ専門店「アカイロコウザン」。
その独特な店名には、地元・宮城への、そして宮城のいちごへの熱い思いが込められている。「アカイロコウザン」のいちごスイーツを紹介しつつ、その背景に込められたストーリーを取材した。
アカイロコウザンとは?
「アカイロコウザン」はJR仙台駅構内1階・tekute せんだい内に店を構えるいちごスイーツ専門店。ちょっと聞いただけだとスイーツ店とは思えないその店名は、真っ赤ないちごを「アカイロ」という鉱物に見立て、おいしい鉱物が採れる鉱山を舞台にしていることから。
そんな、かわいくてちょっぴり不思議な「アカイロコウザン」では、取り扱うスイーツの1つひとつにこだわりと、ストーリー性があるのだ。詳しいお話を、店長の千葉瑛里(ちば・えり)さんに伺った。

「お待ちしておりました!」
宮城のいちごの良さを掘り起こし、全国へ
――アカイロコウザンとはどんなお店ですか。

――スイーツに使用しているいちごはどのようなものですか。


使用しているいちごのサイズは「20粒(りゅう)」と「24粒」の2通り

――なるほど。いちご以外の食材についてはいかがでしょうか。


仕込み中の「常夏の地層ケーキ」。桃とマンゴーがごろごろ!


「常夏の地層ケーキ」で使ういちごゼリーも県内産を使用している
メインメニューの「地層ケーキ」のほか、大福やドリンクも取り揃える
――商品について教えていただけますか?


層になっている


「淡い地層ケーキ」


「常夏の地層ケーキ」
――見た目にもとてもかわいらしいですね。それぞれの特徴を教えてください。

――そういった遊び心を感じられるのもうれしいですね。


「淡い地層ケーキ」を仕込み中の様子

1層ずつ冷やし固めて作り、1時間ほどでできあがる(「ちいさな地層ケーキ」は加熱するため、3時間ほど必要)
――どちらにもいちごジュレが入っているんですね。

――限定商品についても教えてください。


夏季限定商品ならではのトロピカル感が楽しめるそうだ

――ケーキ以外のラインナップを教えてください。


標本大福は「クロ」と「アカ」の2種類


ココア風味のワッフルコーンに、「ドン!」と乗った大粒いちごが目を引く

スプーンつきで食べやすい
一番人気の「アカ」を実食してみたところ、いちごが大きくてそれだけでもう贅沢感がハンパない。綺麗な赤色のソフトクリームとココア色のコーンのコントラストは美しく、何枚も写真を撮りたくなるビジュアルだ。
また、とろりとかかっているオリジナルのいちごソースは甘酸っぱい香りをこれでもかと放っていて、思わずかぶりつきたくなるほど食欲をそそる。

――こんなにいちごを食べている感のあるソフトクリームは初めてです。ちなみに「プレーン」というのは?


食べやすいカップも選べる(値段は同じ)
――ドリンクメニューはありますか?


「これに氷を入れてお渡ししています」

いちごをつぶすだけで、おいしいいちごミルクが完成


中身がフローズンなので、夏にぴったり♪

しゅわっと爽やかなソーダ水とゴロゴロいちごの相性が抜群
店長に聞いた!「アカイロコウザン」の人気メニューBEST3
――アカイロコウザンの人気メニューベスト3を教えてください。

――大福という、やや渋めの商品がベスト3に入るのは少し意外に感じました。

――なるほど。では千葉さんの好きなメニューベスト3を教えてもらえますか?

――大福のクロですか、お気に入りポイントはどこですか?

ということで、さっそく千葉さんにおすすめされた「標本大福クロ」と、人気メニューの「淡い地層ケーキ」を食べてみることにした。

「標本」らしい容れ物がキュート

真っ黒い大福の上に大粒のいちごがちょこん

あんこはこしあん
口に入れた瞬間にまず「おっ」と思うのは、やはり黒豆のゴロゴロとした食感だ。大福がかなりもっちりとしているので、黒豆の歯ごたえとのコラボはとてもおもしろい。
こしあんの食感はなめらか、甘さは控えめという印象。そのためかいちごのすっぱさは感じず、上から下まですべておいしくいただけた。あんこが甘いと大福は「ひとつで充分」と感じる筆者だが、これなら何個でもパクパクいけそうだ。

お次は女性や子どもに人気の「淡い地層ケーキ」

表面はオリジナルのいちごジュレ

すくった下から現れる、あらたな地層
ジュレはいちごの食感がしっかりと感じられ、こちらもかなり食べごたえがある。いちごミルク味のチーズケーキはムースのようにふわっとしており、口当たりがとてもなめらかだ。
全体的にチーズの味わいが濃厚で、また適度な甘みがきいているため贅沢ないちごチーズケーキといった印象。しかし決して甘すぎることはないので、こちらも大福同様何個でも食べられそうだ。
気になる「アカイロコウザン」の由来とは?
――なぜいちごを鉱物に見立てたのでしょう?

【アカイロコウザンSTORY】
5つの森を抜け、3つの川と2つの谷を越えた その果てにちいさな鉱山がありました。そこではたくさんの甘い香りのする鉱物が採れ、 ぼんやり赤色に輝いて夜も闇を照らすことから いつしか アカイロコウザン と呼ばれるようになりました。
光っているのは真っ赤な色をしたコウブツ、アカイロ。 口にすると甘酸っぱい香りが弾けて広がります。
採れたてのアカイロを使ったレシピは、 思わず頬がゆるむとたちまち評判に。
今日もお店では一つひとつこころを込めて、 アカイロコウザンの物語を紡いだ手作りのスイーツをお届けします。
※https://akairo-kouzan.com/ より引用
――なるほど、素敵ですね! ちなみに、制服などにもそのイメージが反映されているんですよね?


たしかに鉱山にいそうな雰囲気(!?)
今後は通販、地方発送にも対応へ
――どんなお客さんが多いですか?

――女性が多そうなので、ちょっと意外です。

――混雑する時間帯は?


お土産用のボックスも取り扱う
――今後の展開について教えてください。

――今はテイクアウトのみですが、今後より購入方法のバリエーションが広がると。

店名からメニューの1つひとつに至るまで、めいっぱいのこだわりを感じられる「アカイロコウザン」。どのスイーツもおいしく、また見た目にも美しく、いかにも希少な鉱物だと言えそうだ。仙台駅構内とアクセスも抜群なので、一度立ち寄ってみてほしい。
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・住所:仙台市青葉区中央1-1-1JR仙台駅1階tekuteせんだい内
・TEL:022-398-8105
・営業時間:10時00分~20時00分
・定休日:元旦以外休まず営業
・最寄駅:JR仙台駅
この記事を書いた人

岩崎尚美
仙台を拠点に活動するフリーライター。生まれも育ちもだいたい仙台です。仙台の魅力をお伝えするため、頑張ります!